こんなに違う? 世界のサプリ事情
〈サプリメント大国・アメリカ合衆国編〉
サプリメントとの付き合い方って、どうも国によって違うらしいっス! 今回注目するのはアメリカ合衆国。世界をまたにかける健康食品メーカーの営業マンが、留学中に目の当たりにしたサプリ事情を教えてくれるっス。 レッツスタディ‼
1970年代後半から国を挙げて食生活の改善に向けた取り組みを始めたアメリカ。1994年に制定されたDSHEA(ダイエタリー・サプリメント健康教育法)により医薬品でも食品でもない「サプリメント」という位置づけができました。2015年に日本で始まった機能性表示食品制度は、サプリ分野において先をゆくアメリカのDSHEAを参考にしたと言われています。
Index
病気は「予防する」のがアメリカ流
アメリカでは日本のような国民皆保険制度がなく、民間の健康保険に任意で加入しなければなりません。保険未加入の場合はもちろん、加入している保険によっても、病院で診察を受けると医療費が高額になってしまいます。そのため、日本でセルフメディケーションが注目される前から、アメリカでは病気にかからないように予防しようという考え方がありました。予防策のひとつとして多く用いられているのがサプリメントです。足りていない栄養素を手軽かつ効率的に補えることから、合理的な人の多いアメリカで広まったのでしょう。

まるでお菓子みたいなサプリまで!
子どもも大人も日常的に飲用
滞在時に感じたのは、健康維持や栄養補給のためにサプリメントを飲む人がとにかく多いこと。そのため目的や成分で選べるのはもちろん、形状においても錠剤やカプセルのほか、ソフトジェルタイプなど実にさまざまです。ホームステイ先でも、テディベアの形をしたグミタイプを常備して子どもにあげていましたし、大人は何種類も飲んでいました。ときには医師や栄養士、薬剤師がおすすめを伝えるケースもあるようです。アメリカ製のサプリメントは種類が豊富なだけに、成分を多量に含んでいることや、ハーブ由来のものだと日本で無認可の成分を使用している場合があるので、飲むときは事前に確認しましょう。
目的別、人気の成分 - in the USA
| 健康維持・増進 | ビタミン、ミネラル、カルシウムなど |
|---|---|
| 睡眠改善・ストレス不安解消 | メラトニン、マグネシウム、CBD(カンナビジオール) |
| 脳機能・記憶改善、免疫維持・向上 | ビタミンD、プロバイオティクス、魚油・MTC(中鎖脂肪酸) |
成分だけじゃない! ココもサプリ選びの注目ポイント - in the USA
- Non-GMO (非遺伝子組み換え)
- グルテンフリー
- オーガニック
- ビーガン対応(植物由来)
- グラスフェッド(人工飼料でなく牧草や飼葉を餌として育てられた動物の製品)
- GRAS(一般的に安全と認められる食品として食品安全認証制度)
- サステナビリティ(持続可能性)
サプリメントが人々の生活により密着しているアメリカ。身体が必要とするものを積極的に取り入れていく姿勢に、健康に対する意識の高さがうかがえます。